• ようこそ、室の津へ

    割烹旅館
    きむらや

  • アクセス

    割烹旅館きむらや
    別館千年茶屋
    〒671-1332
    兵庫県たつの市御津町室津1032-1
    TEL 079-324-0007
    FAX 079-324-0006
     

    交通のご案内
    ■山陽電鉄網干駅下車
    神姫バス大浦行にて 室津西口下車2分
    ■山陽電鉄網干駅・JR網干駅・JR竜野駅・JR相生駅より
    送迎バス有

    網干駅よりバスの送迎承ります。お問合せください。

  • 車でお越しの方

    ■ 国道2号線、正条の信号を南下後、国道250号線に入り、相生方面へ10分
    ■ 姫路バイパス、中地インターから40分
    ■ 山陽自動車道、竜野インターから30分
    ■ 道の駅みつより車で西へ5分

  • 割烹旅館
    きむらや

    ロマンと伝説の港町「室津」・・・

    室津の港を一望できる、「割烹旅館きむらや」は、会席料理や鍋料理など四季折々の旬の素材を、最大限に引き出した料理で、みなさまをおもてなしさせていただきます。
    ゆったりとしたお部屋でのご宿泊も、すばらしい旅の思い出の1ページに残ることと思います。
    みなさまのご来館を心よりお待ち申し上げております。

  • 自然の治癒力を利用したオリジナル開発製品

    オリオン秘水
    南郷石山の豊かな地層の地下700mから
    湧き出る品質の高い天然水に独自の特殊
    共鳴加工を付加し、現代の水が失った「水
    本来の活力」を秘めた水に変換させた独自
    の天然水です。

    貼薬(プラチナ入)
    肩こり・腰痛・膝痛などの痛みを和らげたい時や、運動能力を高めたい時、ツボ貼りにより素晴らしい効果が現れます。
    電話相談・マッサージを受け付けております。
    (6コ入 500円)

  • 別館
    千年茶屋

    古きよき日本の文化をご堪能いただける「別館千年茶屋」

    歴史の港町「室津」散策の快い疲れを、和様式のお部屋が
    優しく癒してくれます。
    四季折々の旬の素材を活かした会席料理は、港町ならでは
    の新鮮さが自慢です。
    「少し贅沢な時を過ごしませんか?」
    みなさまのご来館を心よりお待ち申し上げております。

  • お料理のご案内

    室津港や周辺の漁港で獲れた魚を中心にお出ししていますので、
    その日により魚の種類も違ってきます。
    皆様のご希望にお応えしたいと思います。

    定食・丼・会席料理・仕出し料理など、お問合せ下さい。

    ランチメニュー 
    穴子丼 1,300円
    刺身定食 2,000円
    にぎり盛り合わせ 1,000円などもございます。
    ※表示価格は税別です。

    会席料理
    新鮮な魚を使ったコース料理
    (前菜・造り・煮物・焼物・油物・酢物・ご飯)
    *3日前までにご注文いただければ料理内容のご希望にお応えします。
    (例:煮魚・油物が苦手なので省き、変わりに造りを上等にして5,000円で・・・、オコゼの唐揚料理を入れて8,000円で・・・、肉料理を入れて欲しい・・・など)
    ※表示価格は税別です。

    季節料理

    ・鯛しゃぶ(春・秋)
    ・はも料理(夏)
    ・かき料理(冬)
    ・魚ちり・魚すき(冬)

    「播州室津からの贈り物」

    地方発送承ります。

    ・焼穴子(5,250円より)*写真
    ・鯛姿焼(6,300円より)
    ・魚ちり(2人前10,500円より)冬期
    ・てっちり(2人前16,800円より)冬期
    ・いかなご佃煮(2,100円)3月頃
    ※表示価格は税別です。

    「播州室津からの贈り物」

    地方発送承ります。

    はも鍋(2人前11,550円より)夏季限定
    ※表示価格は税別です。

    きむらや・・・お届け料理

    サブキャッチ

    ・お料理(1人前5,250円より)*写真
    ・オードブル(1人前2,100円)
     *5人前より配達承ります。
    ・おせち料理(3人前30,000円より)
    配達エリア・・・
    龍野市・姫路市西部・相生市
    ※表示価格は税別です。

  • 料金プラン

    【きむらやご案内】

    11:30~13:30
    (数に限りがございます。できれば予約をお願いします。)

    17:30~19:30

    (予約制)

     

    和定食 2,000円

    穴子丼 1,300円

    天丼  1,000円

    すし  3,500円

    会席料理 4,000円より

    逸品料理 時価

    仕出し料理 2,500円より(4名様より)

     

    その他御料理のご希望を承ります。
    ご予約下さい。
    ※表示価格は税別です。

    【別館 千年茶屋ご案内】

    予約制(4名様より)

    会席料理 4,000円より

     

    宿泊

    一泊二食付 9,000円より

    ご予算などご相談ください。
    その他御料理のご希望を承ります。
    ご予約下さい。

    ※表示価格は税別です。

  • 室の津

    港町に息づくロマンと伝説

    断崖絶壁と白砂の入り江がかわるがわる現れ、その向こうにはセルリアンブルーの播磨灘がゆったりと広がっている。ここは、通称“七曲り”。網干から相生まで、海と山にはさまれた道がうねうねと続いている。


    室津はこの道の途中、深く切れ込んだ入り江沿いの町だ。天平時代以後、大変なにぎわいを見せたこの港町も、いまはその疲れをいやすかのようにひっそりと静まりかえっている。歴史と伝説とロマンの変遷をじっと見守ってきたのは、青い海と梅の木なのだろうか。

    【僧行基が定めた摂播五泊】

    神武天皇が九州から大和の国へ東上の際、針間(播磨)の海岸で上陸点を探していた。

    この時供をしていた賀茂建角身がここを発見。

    海面も見えない程藤や夢(かずら)が生い茂っていたのを、家来達と斧、鉈、鎌で伐り払って港をこしらえたという。

    現在でも祭りの時、この三つの宝刀がお旅の行列に加わる。


    播磨国風土記には、
    此の泊 風を防ぐこと 室の如し 故に因りて名を為す
    と記されている。古来より折り紙つきの天然の良港であったことがうかがえる。


    そして、奈良時代には、高僧行基によって摂播五泊の一つに定められた。

    行基は弟子と供に諸国をまわって説教し、橋を架け、道を造り池を掘り、寺を建てた人で、摂津と播磨で五つの良い港を選んでいる。

    古代から千数百年間続いているのはこの室津だけで、以来多くの僧、貴人、市井の人々がここを通り過ぎて行ったという。

    【清盛が、法然上人が、足利義満がおり立った】

    やがて、室津は海上交通上大切な港となる。

    高倉天皇に従って厳島神社に参拝する平清盛が寄港し、賀茂神社に海路の無事を祈った。讃岐に流される法然上人は、往きと許されて帰りの二度立ち寄る。

    戦の途中の足利尊氏は、見性寺で作戦を立て直した。

    そしてその孫義満は、厳島神社参詣のために寄港。江戸時代になると、奉行が政治を行った政所を大名の接待用の御茶屋に改装。

    参勤交代が実施されると、大名行列で大変な混雑ぶりとなった。

    小藩で二百名、大きな藩になると四百人を数えたという。

    港口番所(今の港湾事務所)もりっぱになり(東西110m、南北18m)灯籠合も建てられた。お侍だけでなく、干いわしなどを満載した北前船も続々入港、景気の良い活気を町にもたらしていた。

    いったいどれだけの人が、ここ室津に足跡を残したことだろう。

    【賀茂神社のお膝元で潤い、室津千軒に】

    千数百年前の室津開港とともにまつられ、京都より賀茂別雷神を奉遷して海路の安全を見守ってきた賀茂神社は、室津発展の礎となった神社だと言える。

    諸大名による寄進は、賀茂神社の氏子として室津の町を潤し、現在の銀行組織のような銀元制度まであった。

    ここで金を借り、船を仕立てて大きな商売へ挑戦したのである。

    商売は繁昌し、大名にまで金を貸しつける豪商も誕生した。諸大名が宿泊する本陣が六軒、脇本陣を兼ねた豪商の邸、宿屋、揚げ屋、置屋など、軒をつらね、文字通り「室津千軒」のにぎわいであったという。

    おそらく、賀茂神社をいだく社領として、大名や幕府に屈することのない、自由都市のような雰囲気の町だったのだろう。
    しかし明治維新、海上交通にかわる陸上交通の発達などの時代の波には、歴史の重みなどひとたまりもない。

    室津はみるみるうちに衰退の一途をたどっていった。

    【港町は、人と人との出会いの場】

    ■性空上人と室君
    書写山円教寺の開祖性空上人は、ある夜室の白拍子が普賢菩薩だという夢のお告げを聞く。

    室君花漆は、性空上人に舞終わると、白象にまたがり西方に飛び立とうとした。
    この時上人のつかまえた白象の尾が抜けたので、花漆の館であった町を「尾の町」と名付けたとか。

    今も残る西家が花漆の館であったと伝えられている。

    ■法然上人と友君
    法然上人は讃岐に流刑の途中、風待ちのため寄港した室津で遊女友君に逢う。

    上人の説法で友君は後年尼となるが、許されて京にもどる上人が再び立ち寄った時、友君はもう亡き人であったという。

    この友君は木曽義仲の思われ人だった山吹御前で、流れついた室津で舞いを見せ、遊女のはじまりと伝えられている。

    はかない一期一会の出会いの物語は、町として盛りのすぎたいまの室津にとても似つかわしいようだ。

    ■お夏清十郎
    清十郎恋しさに狂乱したお夏は姫路の商家の娘だが、清十郎はここ室津の生まれ。

    造り酒屋の息子であったそうだが、いまは清十郎生家跡が残るばかりだ。

    ■谷崎潤一郎と竹久夢二
    この二人は、町では出会わなかった。室津という町との出会いが、それぞれ小説となった。

    戦前、木村旅館に滞在した谷崎は、「乱菊物語」を書き、同じく夢二は木村旅館の女主人をモデルに「室津」を描き残した。

    この町は、芸術家達に創作上の何かを与えるところらしい。
    海を感じながら、歴史ロマンに身をひたしてみる。

    室津は、ゆっくりと歩いてまわりたい。

    ■賀茂神社
    岬のうっそうとした森につつまれてたたずむ賀茂神社は、見事に往時の姿を伝えている。

    本殿など五つの社殿はいずれも流造、桧皮茸で、国の重要文化財。神社の裏手に海岸沿いを右手に行くと、港口番所跡があるそのすぐ近くにある、直方体の大きな石がおもしろい。

    秀吉の大阪城築城に際し、九州の大名が運んでいたものだが、ここで網からあすれて打ちすてられたとか。

    誠に残念、というので“残念石”という。

    ■浄運寺
    創建は約八百年前の鎌倉初期。法然上人二五霊場の一つで、ゆかりの遺物も残されている。上人が友君をさとすために送った

     かりそめの色のゆかりの恋にだに
       あうには身をも惜しみやはする
     

    としたためられた色紙だ。その他上人ゆかりの木像や袈裟も大切に保存されている。
    お夏の木像に手を合わせる女性も多いとか。発狂して清十郎を求めてさまようお夏の声が、どこからか・・・。

    港に向かって立つ友君の墓。

    いまは、波音を子守唄に安らかに眠っているのだろう。

    ■見性寺
    室君花漆が建立したといわれる見性寺には、国の重文に指定された日本最古の木造毘沙門天がある。

    高さ2.5mもある仏像だ。やはり室君は、町の有力者の娘だったのだろうか。

    室君は、唐船の貴人からもらった贈り物を朝廷に献上。この時賜った千両で、五ヶ寺を建立したうちの一つだとか。

    遊女の規格からは、少々はずれている。

    氏素姓が正しく、姿形が整い、歌や舞に秀でた町を代表する接待係。

    高貴な身分の客だけに限られる。

    いまで言うとミス室津といったところか。

    ■静寂寺
    1575年開基のこの寺には、転法輪と名付けられた経蔵がある。

    中には阿弥陀如来と三蔵法師が祭られ、たくさんの一切経の本が収められている。

    ■徳乗寺
    開基は、足利時代の1491年。

    親鸞聖人御真等金色の弥陀の御影が、宝物である。

    ■大聖寺
    創立は不明。

    徳川家綱の頃再興された。

    御本像は最も古いといわれる日蓮上人像だ。

    ■竜福寺
    見性寺の末寺。

    港口番所の所にあったとされるが、いまはない。

    ■浄名寺

    同じく見性寺の末寺。大変大きな紅梅があったとか。現存していない。

    ■大雲寺
    やはり見性寺の末寺。

    霊験あらたかな医薬を司る仏と、財宝福利を得られる毘沙門天が祭られ、大勢の人々が参ったという。

    現存していない。

    ■室津民族館
    老朽化し、次々に朽ちはてていく本陣を前に、町が家を買い取り、修理して資料館を誕生させた。

    豪商魚屋の居宅で、部屋数はなんと23。

    箱階段や隠し階段、貴人専用の「御成門」など、興味はつきない。

    栄華を極めた頃、金を蓑ですくったとか、使い途に困って豪華な仮結婚式を催したなどの説が残る室津だが、なるほどと思える豪壮な建物だ。
    (入館料100円。午前9時から午後5時まで。月曜休館)

    【室津のまつり】

    【四月第一日曜日】
    小五月祭

    賀茂神社
    室の長者の娘、花漆が室君として歌と舞を奉納したのが始まり。

    萌黄のはかま、かみしもをつけた少女たちが「棹の歌」を奉納する古風で優美な女の祭りだ。

    【七月、日曜日】
    夏越祭り

    七月最後の土・日曜日に行われる男性の勇壮な裸祭。

    【旧八月一日】
    ひなまつり

    1566年、桃の節句に行われた城主の孫の婚礼は敵の奇襲により修羅場に。

    心優しい人々は、この悲しい思い出から三月の節句を避けるようになった。

  • ご予約・お問合せ

    「きむらや」および「別館千年茶屋」へのご予約・お問い合わせは下記の電話番号
    及びFAX番号までお気軽にご連絡下さい。
    なお、現在インターネット回線工事中のため、eメールでのお問い合わせは受け付けておりません。

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    電話番号 079-324-0007

    ※ ホームページを見ましたとお伝え下さい

    FAX番号 079-324-0006

    携帯番号 080-5345-0090

    e-mail cknen.r.1204@gmail.com